空き巣に入られたらどうする?警察の事後対応と必ずやるべき防犯対策

空き巣に入られたらどうする?警察の事後対応と必ずやるべき防犯対策

空き巣に入られたと気づいたら、まずどうすればよいか、空き巣に入られた時の取るべき対応をまとめました。

また、警察の事後対応や、再び被害に遭わないための防犯対策もご紹介しているので、慌てずに確実に対応するようにしましょう。

空き巣に入られたらまず屋外に出る


家に帰った時、いつもと様子が違うと感じたら、すぐに荷物を持ったまま静かに屋外に出ましょう。

犯人がまだ家の中にいる恐れがあるので、万が一犯人に出くわしてしまうと襲われる危険があります。

屋外に出ることができたら、警察に通報します。もし、携帯電話を忘れた場合は、近所の方に電話を借りたり、コンビニなどで事情を話し電話を借りて、できるだけ早く通報できるよう努めましょう。

盗られた物の確認は警察が来てから

部屋の中の様子が違ったら、とっさに通帳や印鑑、高級装飾品などが無事かどうか確認したくなりますが、そういった確認は、警察が来てから行いましょう。

犯人と出くわす危険がある他、指紋や足跡などの証拠を消してしまう可能性があります。

空き巣に入られた時の警察の対応


警察に通報すると、数分~数十分程度で警察が到着します。

通常、鑑識課の職員も含め、3~8人程度で来てくれることが多いです。

事情聴取

まずは、事情聴取が行われ、部屋の中の様子を一緒に確認します。

空き巣に入られると、気が動転してしまっていることが多いですが、要点をしっかり伝えるためにも、事実だけを話し、憶測など不要な話をするのは控えましょう。

指紋や足跡の採取

事情聴取と並行して、鑑識課の職員が、指紋や足跡を採取します。

鑑識課の職員は、住人のものと犯人のものの区別がつかないので、犯人の遺留品と思われるものがある場合は伝えましょう。

また、この際に、住人の指紋を採取したり、写真を撮ることもあります。速やかに作業が進められるよう、落ち着いて対応しましょう。

侵入経路の確認

犯人がどのような経路で侵入したかの確認をします。空き巣被害の現場検証は、夜間に行われることも多く、屋外は暗くて見えづらいこともあります。

壁で囲まれた家などで、足場に使われた恐れがある場所に心当たりがあるなど、役立ちそうな情報がある場合は、きちんと伝えるようにしましょう。

盗難届出証明書か届出受理番号の交付

空き巣にあったら、「盗難届出証明書」か「届出受理番号」を交付してもらうことを忘れないようにしましょう。

保険を利用する場合や、身分証の再交付に必要になります。

盗難保険は、特別加入していなくても、火災保険などの住宅関連の保険に付随していることもあるので、使用するかどうかわからなくても、盗難届証明書や届出受理番号の交付をしてもらっておくのがおすすめです。

警察に任せれば盗まれたものは返ってくる?


空き巣の被害を警察に届けても、警察は空き巣より捜査を優先すべき事件を多く抱えているため、空き巣の捜査は積極的に行ってもらえないこともあります。

また、犯人が捕まったとしても、盗んだものは既に手元になく、支払い能力もないため、泣き寝入りせざるをえなくなるということも多いのが現状です。

空き巣に入られたらするべき防犯対策


空き巣犯は一度空き巣に入った家に、また盗みに入ることも多いので注意が必要です。

また、空き巣に入られたということは、空き巣犯にとってターゲットにしやすい家ということなので、他の空き巣にも狙われる恐れがあります。

そのため、空き巣対策は早い段階で、確実に行うことが重要です。

鍵の交換をしたり補助錠を取り付ける

鍵を壊されて侵入されなかった時でも、屋内に合鍵を置いていた場合は、念のため鍵の交換を行うようにしましょう。

また、補助錠などを取り付けるのもおすすめです。

補助錠は、賃貸物件にも取り付けられる簡易補助錠なども多く出回っているので、ぜひ検討してみてください。

侵入経路の対策

犯人が侵入した際に、足場になっていたものがある場合は、速やかに移動させましょう。

また、木や倉庫などがあり、道路から死角になる窓や出入り口がある場合は、見通しがよくなるように、物の配置を変えるなどの対策をするようにしましょう。

防犯砂利を敷いたり犬を飼う

庭から侵入された場合は、歩いたとき大きな音がする防犯砂利を敷いたり、犬を飼うのも効果があります。

防犯カメラを設置する

防犯カメラは、本物を設置するに越したことはありませんが、費用が掛かってしまいます。そこで、ダミーの防犯カメラを設置するという方法があります。

防犯カメラがある家を、わざわざ狙う犯人はいないので、ダミーの防犯カメラでもある程度の効果は期待できます。

セキュリティ会社と契約する

自分でできる対策をしても、不安が残る場合は、セキュリティ会社と契約するのもおすすめです。

一月数千円で、プロのセキュリティサービスを受けることができるので、いろいろと自分で対策をするよりも、考え方によってはお得かもしれません。

盗難保険に入る

空き巣対策を確実に行っても、100%安全ということはないので、念のため、盗難保険に入っておくのもおすすめです。

空き巣被害に遭った際の、窓やドアの修理費なども補償してくれる保険もあるので、検討してみてください。

空き巣被害は精神的ダメージが大きい


空き巣に入られると、金銭的なダメージも大きいですが、精神的なダメージも大きいです。

再び空き巣に入られたらどうしよう・・・という不安は、環境が変わっても消えることはありません。

早く安心して暮らせるよう、空き巣対策はしっかりと行うようにしましょう。