メルカリの詐欺で警察に捕まるのは稀?実際にあった詐欺の手口とは?

メルカリの詐欺で警察に捕まるのは稀?実際にあった詐欺の手口とは?

メルカリでは、あらゆる詐欺が横行しているとも言われます。メルカリの詐欺で警察が犯人を逮捕することはあるのでしょうか。

また、メルカリでは、どのような詐欺の手口が報告されているのでしょうか。

今後、詐欺被害に遭わないためにも、メルカリ詐欺の被害や手口について、ぜひ頭に入れておいてくださいね。

メルカリ詐欺で警察に逮捕された事例は少ない


フリマアプリ「メルカリ」を使用した詐欺については、ネットを中心によく話題になります。

しかし、実際にメルカリで詐欺に遭って、警察に被害届を出しても、逮捕されることは稀と言われています。一体なぜ、逮捕に至らないのでしょうか。

メルカリ詐欺で警察が動きにくい理由

メルカリでの詐欺の場合、出品者が最初から購入者を騙す目的で商品を販売していたという証拠を示すことが非常に困難です。

そのため、被害届が受理されたとしても、実際に警察を動いてくれるかどうかは微妙なところです。

もし、警察が動いてくれたとしても、「間違えて発送してしまっただけで悪意はありません」などと、出品者はいくらでも言い逃れすることができるため、逮捕に至ることは極めて稀です。

また、「購入者の勘違いです」と出品者に言われ他場合も、そうではないということを証明するのも難しく、結果的に泣き寝入りせざるをえなくなるケースが多いです。

メルカリの詐欺で警察に逮捕された事例

実証の難しいメルカリでの詐欺ですが、偽物のブランド品の販売に関しては、逮捕された事例がいくつかあります。

■偽物ブランド品を所持していたモデルが逮捕される
2017年8月29日、ナイキの偽物の帽子を8点譲渡目的で所持していた女性モデル(20歳)が逮捕されました。この女性は、メルカリのアカウントを47個も購入しており、詐欺目的でメルカリに出品していたことが明らかだったため、すぐに逮捕に至ったと考えられます。
■偽物ブランドピアスを販売していた女性が逮捕される
2017年4月19日、シャネルの偽物のピアスを所持していた無職の女性(44歳)が逮捕されました。愛知県警中川署によるサイバーパトロールにて発覚し、家宅捜索した結果、約600点の偽物のピアスが押収されました。逮捕までの約9ヶ月間に、1000人以上に1000円前後で販売していたことがわかっています。

メルカリでの詐欺の手口とは?


メルカリを使用した詐欺は、さまざまな手口がありますが、ここでは、その中でもよく使われている手口についてご紹介します。

どれも、後から考えると「どうして気づけなかったのだろう・・・。」と悔やみたくなるようなものばかりです。

被害に遭う前に、詐欺だと気づけるよう、詐欺の被害者が書き込む掲示板等を定期的にチェックし、いろいろと知識を身に着けておくようにしましょう。

箱のみ写真のみの販売

PS4やニンテンドースイッチなどの人気ゲーム機が、箱のみ、写真のみで販売される詐欺が横行しました。

いずれも、商品紹介欄に「写真です」「箱です」と書いてあるものの、本体が含まれていないということは明記されていない上、価格は相場以下に設定されており、騙されて購入する人が続出しました。

画像と異なる商品が届く

あたかも新品のように見せかけて出品しているものの、実際には、使い古されたものが届くなど、画像とは異なる商品が届くという詐欺も多発しています。

また、中には商品とは言えないような、不用品が送られてくることもあります。商品画像の撮影で、画像加工アプリを使用している場合など、悪意がなくても商品の画像と実物が異なって見えてしまうこともあるようですが、詐欺の場合は見え方の違いというレベルではありません。

また、そういった出品者は、「すぐに受取評価をしてくれる方のみに販売します」などという条件を付けて販売していることも多いです。こうすることで、初めからキャンセルや返金ができないように手を打っているのです。

商品が届かない

メルカリでは、商品が届かないという詐欺もよくあります。元々、商品を発送するつもりのない詐欺師の場合、商品が届く前に、「発送したので受取評価をしてほしい」と言ってくることがほとんどです。

取引メッセージで誠実に対応し、購入者に好印象を抱かせてから受取評価を頼むなど、用意周到な詐欺師も多いので、騙されないように注意しましょう。

また、返品の際も同様の詐欺があります。商品に不備があったと返品を申し出て、手続きをしたのに、いつまで経っても返品商品を送らないという詐欺です。

悪質な場合は、わざと追跡番号のない配送方法を利用し、自分は発送したと言い張ることが多いので、配送方法にも注意するようにしましょう。

すりかえ詐欺

メルカリで詐欺を行うのは、出品者側だけではありません。購入者による「すりかえ詐欺」の被害もあるようです。出品者は、本物と鑑定済みのブランド品を出品し、売買が成立、その後購入者に発送します。

しかし、商品が届くなり「偽物だったので返品したい」「劣化がひどいので返品したい」などと、送ったものと同じ型の偽物や、使い古した商品とすりかえて、返品を迫るという詐欺です。

すりかえ詐欺は、被害を証明する方法があまりないため、すりかえ詐欺に遭わないよう、写真は全方位から撮っておくなど、普段から対策をしておくことが大切です。

メルカリでの取引は慎重に!


メルカリは、気軽に商品を売買でき、とても便利です。しかし、一方で、その気軽さから簡単に詐欺被害にあっていまいがちです。

詐欺師は、常に新しい手口を考えているので、今後は更に巧妙な手口で利用者を陥れるかもしれません。

気軽に取引できる便利なアプリではありますが、相手とのやり取りは、気軽にではなく、慎重に行うようにしましょう。