無言電話の目的は何?正しい対処法とやってはいけない対応とは?

無言電話の目的は何?正しい対処法とやってはいけない対応とは?

無言電話を掛ける人は、一体どんな目的で掛けてきているのでしょうか。また、無言電話が掛かった時、どうすればよいのでしょうか。

そんな無言電話の正しい対応方法と、やってはいけない対応方法をご紹介ます。無言電話に困っている人はぜひ参考にしてみてください。

無言電話の目的とは?


ここ数年、電話の料金プランに、かけ放題プランが誕生したため、無言電話が増えてきているとも言われています。

しかし、一口に無言電話と言っても、その目的はさまざまです。一体、どのような目的で、無言電話を掛けてきているのでしょうか。

いたずら

無言電話を、いたずらで掛けてくる人がいます。ほとんどが出来心や暇つぶしで、適当な番号に電話してみて、相手の反応を聞いて楽しむのが目的です。

中には、友達にわざと非通知で無言電話を掛けるという人もいます。

嫌がらせ

何度も同じ番号や、非通知から無言電話がかかる場合は、嫌がらせのケースがあります。

嫌がらせの場合、全く知らない人のこともありますが、あなたの電話番号を知っている人、もしくは知り得る立場にある人の場合が多いです。

ストーカー

ストーカー目的のいたずら電話の場合、あなたの精神を不安定にするために電話を掛けてきています。

1日に何度も掛けてくる場合もあれば、あなたの行動を監視し、帰宅時などを狙って電話を掛けてくることもあります。

在宅の確認

空き巣犯などが、あなたが今在宅かどうか確認するために、無言電話を掛けてくることがあります。

この場合は固定電話に、数日間に渡り、何度も電話を掛けてくることが多いです。

やってはいけない無言電話の対応


無言電話がかかってきた場合、無言電話の目的ごとに、やってはいけない対応があります。場合によっては、状況が悪化することもあるので、十分注意しましょう。

無言電話に応答する

いたずら目的や嫌がらせの場合は、何か反応があると、面白がって繰り返し無言電話を掛けてくる場合もあります。

また、間違っても、「〇〇(名前)です」などと、あなたの情報をあなたから率先して与えるようなことはしないように注意しましょう。

こちらの情報を教えてしまうと、犯罪・詐欺目的の電話がかかってくる様になるなど、事態が深刻になってしまう恐れがあります。

無言電話を無視し続ける

ストーカー目的の無言電話の場合は、あなたを怯えさせることが目的なので、無視をし続けると、更にストーカー行為がエスカレートしてしまうこともあります。電話に出る必要はありませんが、放置せずに、対策をとるようにしましょう。

また、空き巣目的の無言電話の場合、無視すると不在だと勘違いし、空き巣犯が家に来てしまうかもしれません。

空き巣は通常、留守宅を狙って侵入するため、もし鉢合わせしてしまうと、犯人がパニックになって、傷害事件を起こしてしまう恐れもあります。

無言電話への正しい対処法


次に、無言電話が掛かってきた時の正しい対処法を見ていきましょう。無言電話がかかってきたら、目的がはっきりとするまでは、着信の時間などを記録に残しておくことが大切です。

もし、犯罪目的の場合、その記録がきっかけになって、警察が動いてくれることもあるので、少し手間にはなりますが、きちんと記録するようにしてくださいね。

まずは無視をする

いたずらや嫌がらせ目的の無言電話は、基本的には無視すれば解決します。何度か無視をすると、あきらめて電話が掛かってこなくなることがほとんどです。

電話が鳴ると、反射的に出てしまう人は、電話番号が分かる場合、その電話番号からの着信時のみ、着信音が鳴らないようにしたり、着信拒否に設定するのもおすすめです。

また、非通知も番号通知リクエストサービス等を利用すれば、着信拒否を設定することもできるので、ぜひお試しください。

無言電話を無視した時の注意点

無言電話は空き巣からの在宅確認の恐れもあるので、不審な電話が掛かってきた場合は、電気をつけたり、テレビをつけるなど、在宅中であることが外からもわかるようにしましょう。

また、一度無視しても無言電話が続くような場合は、ストーカーの恐れがあるため次の対応を行って下さい。

ストーカーの恐れがある場合は記録を取る

ストーカーをする人は、自己中心的な考えをする人がほとんどです。そのため、あなたが一方的に無視をしたり、着信拒否をしたりすると、逆ギレして更にストーカー行為がエスカレートさせてしまうこともあります。

無言電話が続くと、辛いですよね。しかし、無言電話を解決するためにも、相手を刺激しないよう、落ち着いて着信記録を取りましょう。

また、ストーカーが脅迫する恐れもあるので、念のため通話を録音しておくのもおすすめです。

そして、記録した証拠をもとに警察にも相談しに行きましょう。実際、警察は無言電話だけでは動いてくれないことが多いです。

しかし、この段階で相談しておくかどうかで、今後何かあったときの対応が変わってくることもあります。

また、弁護士事務所や興信所に相談すると、あなたの状況に合わせた対処法をアドバイスしてくれます。

あなたの手に負えなくなった時は、被害が大きくなる前に、弁護士事務所や興信所など専門家を利用することも検討してみてください。

無言電話には適切な対応を


無言電話は、受ける側からしたら迷惑でしかありませんよね。

ストーカー被害に遭っている恐れがないと言い切れる場合は、速やかに着信拒否に登録しても問題ないでしょう。

無言電話は何度も続くと精神的にダメージも大きいです。適切な対応をして、早期解決を目指しましょう。