不審者に会ったら・見かけたら…不審者を通報する基準と通報の仕方
- 2018.03.05
- 迷惑
不審者なのかもしれない人に遭遇したり見かけたりした時、通報すべきかどうか迷ってしまいますよね…。
今回は、不審者かもしれない人を見かけた時の通報する基準や通報の仕方についてまとめました。
地域の安全のために、不審者を通報する方法を身につけておきましょう。
不審者として通報する基準は?
「あの人、不審者かも?」と思っても、不審者の基準は人それぞれですよね。
例えば、男性がサングラスを掛けて公園のベンチに座っていた場合を考えてみましょう。
「休んでいるのかな」と思う人もいるでしょうし、「不審者が子供たちを狙っているかも」と不安になる人もいるでしょう。
基本的に、特に被害がない状況で、その人を不審者かどうか決めるのは、一人一人の主観です。不審なだけの人かもしれませんし、本当に危険な不審者の恐れもあります。
そのため、まずは安全第一に、あなたが直感的に不審者と感じた時点で通報するようにしましょう。そうすることで、不審者による被害を未然に防げる可能性があります。
通報していいか心配な時は?
通報して警察に迷惑がられないか不安・・・
特に被害もないのに、不審者がいるという通報をすると、警察に迷惑がられるのではないかと心配になる人もいるかと思います。
しかし、警察は地域の安全を守るのが仕事です。たとえ、その不審者が犯罪者でないとしても、迷惑がったり、嫌な顔をすることはありません。
通報するかどうか悩んでいる間に、被害が起きる危険もありますよね。そうなると、被害者だけでなく、あなたの心にも傷が残ってしまうので、いろいろ心配する前に、まずは通報するようにしましょう。
通報したら逆恨みされないか不安・・・
不審者を通報すると、逆恨みされるのでは?と不安になることもあるでしょう。
しかし、被害がない状態で警察に通報した場合、よほどのことがない限り、サイレンを鳴らしながらパトカーが現れたり、事情も聞かずに逮捕する等、突然犯罪者扱いすることはありません。
不審者の通報があった場合は、周囲をパトロールしたり、職務質問をすることが多いです。職務質問は、警察官がパトロール中に気になった人に、やさしく声を掛ける程度なので、それだけで逆恨みされることは考えにくいです。
また、基本的に通報した人を警察が口外することはありませんので、安心してくださいね。
警察への通報の仕方
不審者を見かけて通報する場合は、110番で通報しても問題ありません。
ただ、110番に掛ける勇気がない場合や、不審者を見てから時間が経過して通報する場合は、地域の警察署や交番に電話を掛けても大丈夫です。
いざという時、すぐに電話が掛けられるように、地域の警察署や交番の電話番号を、携帯電話の電話帳に登録しておくのもおすすめです。
不審者の通報で伝えること
警察に電話したら、まず、不審者を目撃したことを伝えましょう。
その後は、警察の指示に従って状況を話すことになりますが、不審者をチラチラ見ながら話すのは危険が伴うので、以下のような点を記憶するかメモを取り、離れた場所から通報するようにしましょう。
- 不審な点
- 不審者がいる場所
- 特徴(年齢、性別、服装、髪型、体型など)
離れた場所で通報する際は、不審者の動きにも気をつけるようにしましょう。不審者が移動してくるなど、危険を感じた場合は、通報の最中でも速やかに移動し、身の安全を確保してください。
また、通報時には、あなたのことも聞かれます。特に問題がない場合は、きちんと答えるようにしましょう。ただ、やはり通報したという事実が残ることに不安がある場合は、答えたくないことは、きちんと答えたくないと伝えましょう。
基本的に通報は匿名でも大丈夫なので、答えなかったからといって、通報を無視されるということはないので、安心してくださいね。
不審者を通報した後はどうする?
不審者を通報した後は、特にその場に留まる必要はありません。ただ、場所が分かりづらい場合などは、案内を頼まれるケースもあるので、その場合は警察の指示に従いましょう。
その後、本当に犯罪者だったのか、気になるという人もいますよね。しかし、通報のその後を警察に聞いても、職務質問で知り得た情報を含め、あなたに教えてくれることはありません。
不審者が犯罪者かどうかはっきりさせ、不安を解消したいという場合は、職務質問が終わるまで、離れた場所から見ておくのも良いでしょう。
地域の安全のために速やかな通報を!
不審者とは「不審」な者、つまり、「あやしい、疑わしい」人という意味で、犯罪者ではありません。
そのため、「あやしいな」と思った時点で「不審者がいます」と通報しても、何の問題もないのです。110番通報をするのは、とても勇気がいると思います。
しかし、その通報で防げる被害があるかもしれません。地域の安全のためにも、不審者を見かけたら、速やかに通報するようにしましょう。
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