ヤフオクで買ったブランド品が偽物だった時の返金方法と補償制度

ヤフオクで買ったブランド品が偽物だった時の返金方法と補償制度

ヤフオクでブランド品が偽物だった場合、ストア出品か個人出品かで、補償制度が異なり、出品者に合わせて、適切な対処をし、返金を求める必要があります。

ここでは、ヤフオクの補償制度の内容や、上手な返金の交渉方法などをご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

偽物ブランド品でもストア出品なら補償制度がある


ヤフオクには、個人出品とストア出品があるのをご存知ですか。ストア出品の場合、店の絵に「STORE」と書かれたアイコンが表示されます。

偽物のブランド品が届いた場合、ストア出品の商品に限り、ヤフオクの補償制度「偽造品トラブル安心サポート」を受けることができます。

補償制度の内容

ストア出品の商品が偽物のブランド品だった場合、被害相当額(落札額)を、Tポイントで「お見舞い」として受け取ることができます。

ただし、審査には3ヶ月程度かかり、補償額の上限は10万円分までとなります。

補償制度を受けるための条件

ヤフオクの補償制度を受けるためには、落札後30日以内に補償の申請をしなければなりません。

また、補償を受けるためには、その商品が補償対象ブランドの商品であることが条件となります。

対象ブランドは、ルイ・ヴィトンやブルガリ、ロレックス等のハイブランドのほか、アディダスやチャンピオン等のスポーツブランドまで、幅広く設定されています。

補償対象外になるケースも・・・

一方、対象ブランドの商品と謳っていても、商品名や商品説明文に「〇〇風」「〇〇が好きな方におすすめ」などと、正規ブランド品ではないことが記載されている商品は補償の対象外となります。

そのほか、中古品やノベルティの場合も、補償対象外になりますので、注意が必要です。

個人出品の場合はどうすればいい?


ストア出品で、偽物のブランド品を購入してしまった時の補償制度はありますが、個人出品の場合、ヤフオクでの補償制度はありません。

そのため、個人出品の場合は、自分で解決するしかありません。しかし、きちんと対応すれば、個人出品でも返金されるケースは多いようなので、諦めないでくださいね。

偽物のブランド品による返金請求は、偽物と知ってから1年以内なら行うことができると消費者契約法で決まっています。泣き寝入りせずに、しっかりと対応していきましょう。

個人出品の場合は、確信犯と偽物と知らずに出品している人の2パターンがあるので、それぞれで対応が若干異なります。

確信犯の場合

偽物と知っていながら出品している確信犯は、「気づかれずに売れればいいや」という考えで出品している人も多くいます。

そういった出品者は、偽物である証拠を示して連絡すれば、すぐに返金に応じてくれることも多いです。

また、相手が偽物ブランド販売を生業にしている悪徳業者だった場合でも、通報されるリスクを下げるために、返金要求にすんなり応じてくれる場合があります。

偽物と気づいていない人の場合

そのブランド品が、偽物と気づいていない出品者の場合、相手を説得する必要があります。手っ取り早いのは、鑑定結果などを提示することです。

相手も、低評価がつくことを恐れているので、購入者が落ち着いてやり取りをすれば、しつこく食い下がってくる出品者はあまりいないようです。

個人出品の場合の返金交渉のコツ


個人出品の場合、相手がどんな人かわからないので、返金を求めるにしても、丁寧に対応する必要があります。

できるだけ穏便に済ませるためにも、次のような点に注意して対応してみてくださいね。

お互い感情的になってしまうと、返金してもらうことはおろか、余計なトラブルに巻き込まれてしまう恐れもあるので、注意しましょう。

あくまでも下手に出る

偽物のブランド品が届いたら、文句を言いたくなるかと思いますが、返金をしてほしいと思ったら、文句を言うのはぐっと堪えてください。

あくまでも下手に出て、お願いする形にすることが大切です。

相手にも良心はあるはずなので、個人の出品者の場合はこれだけでも返金に応じてもらえる可能性が高くなります。

偽物であることを証明する

確信犯の場合も、偽物に気づかずに出品していた場合も、偽物であることを証明することが大切です。

ブランド品の鑑定は、ブランド店や質屋、ブランド品を取り扱っているリサイクルショップ等で行っているので、ぜひ、鑑定依頼をしてみてください。

費用は掛かってしまいますが、偽物である証拠を提示することは、出品者を説得するのにとても効果的です。

警察に被害届を出すことを伝える

なかなか、返金に応じてもらえない際は、偽物のブランド品を販売することが犯罪であることを伝え、警察に被害届を出すことを伝えましょう。

被害届を出すことを相手に伝えることで、対応が変わる可能性は高いです。

もし、うまく伝える自信がない場合は、弁護士に相談すると伝えて、こちらが万全の態勢であることを匂わせるのも、効果があります。

納得いくまで連絡を取り合う

返金に応じると出品者に言われて、偽物のブランド品を返品したところで、本当に返金されるかどうか、不安になる人もいるかと思います。

相手が確信犯でない場合は、返金したところで、本当に返品してくれるだろうかと相手も不安になっているはずです。確実に、返金してもらうためには、ある程度の信頼関係を築く必要があります。

納得いくまで連絡をとり、お互いに確実な取引ができるように、焦らずに対応しましょう。

ヤフオクでブランド品の購入する時は慎重に!


「オークション 偽物」などで検索すると、ヤフオクやフリマアプリなどで、偽物のブランド品を買ってしまった人の相談が、数多くヒットします。

オークションは、実物を手に取って見ることができないため、ブランド品の偽物が数多く出品されている現状を知り、偽物を購入しないように気を付けることが大事です。

また、偽物のブランド品を購入してしまったら、だまされたあなたが悪いのではなく、出品者が悪いのは間違いありません。泣き寝入りせずに、しっかりと対応を促しましょう。